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ちょっとした驚きでした。 [日々の暮らしから]

 ひとつはもう何十年も前、二十代のころ。社会人を対象とした講座に参加したときのこと。初めの日に二つあった講座のすべての受講者があつまったとき。
 経済と文学のクラスでは受講者の雰囲気が違っていた。経済を選んでいる人は積極的、話し方もはきはきしているのに、文学を選んだ人は一様に、口も重く、社交的でもなかった。はっきりした違いに驚いてしまった。今はそんなことはないのではないかと思うのだが。私が受講したのは文学のクラスでわたしも言葉にならないものをいっぱい抱えていた。
 もうひとつは子どもが高校生になってからのこと。担任の先生は化学の先生だった。その頃のことを本当はあまり取り上げたくはない。決定的にその後の方向を決めるような選択をしてしまうときがある。
 子どもは学校をやめることを考えていた。私はそのことで学校に出向いたのだった。
 とてもあっさりした先生だった。そして明快だった。先生の対応に非があったというわけではない。誠実に明快にむきあってくれたのだった。
 私が驚いたのは疑問とか、答えの出し方とかがいかに一人一人ちがうかだった。
 それはともかく、子どもたちの中学から高校時代を振り返って、私は心の中で、ゴメンねと思うことがある。親として無力だったと。
いまも無力であることにかわりはないが、ずっとそばで見ているからと思う。


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