うつになりまして。
今年は大殺界の三年目、占いを信じているわけではないけれど、年の初めにちらと見たところ気になることが書いてあり、実際この半年余り気持ちがぎりぎりのことが多かった。今までは自分の力がないことは分かっていても前向き、ニヒルが嫌いで何年かかかって少しずつ日常の生活の目標を固めつつあったのにやりたいと思っていたこともどうでもよくなったというか何かをする気がなく、一日ぼんやり寝ていたい、食欲もゼロ、食べたくないから買い物も食事つくりもしたくない、といっても家族もいるからそんなこともできないという有様だった。そんな時主に読んでいたのは仏教関係の本と「うつと上手に付き合う心理学」(高橋量斉著)だった。仏道にいう認知と心理学の認知は通じ合うところがあると思った。鬱と上手に付き合う心理学は本当に出会いだなと思う本だった。その日、神保町に映画を見に行ったのも本当に全くの思いつきだったし、その日が書籍祭りで、本を買うつもりなどなかったのに数多くの本のなかでちょっとだけ立ち寄った道端でこの本を買ってみたのも、そのあとあまり読みもしないでいたものが、私にとってとても必要な本だったなんて、百パーセントの必然もない中での出会いだったなんて不思議なものだなあと思った。
四苦八苦しながら私は何かがはっきりし始めていた。それがはっきりすると少しずつ不安や苦痛をこれまでと違って考えられるようになったように思う。少しずつやりたいことが戻ってきて、少しずつ依然のように忙しくなってその中で自分らしいバランスが取れるようになれたらと思う。
2015-07-28 11:22
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